エメラルド孵化における性格・特性一致、色違い卵の爺前固定

DS版でも教え技、追加技がたくさん出ましたが、実は未だにエメラルドでないとできないことというのが存在します。例えば個体が理想値の自爆を覚えたカビゴン(要XD)をはじめ、カウンターゲンガーその他、地球投げハピヨノワ、爆裂パンチヨノワ、レベル50以下のハイドロスターミー・トラアタポリゴン辺りが特に有名どころでしょうか。2008年12月にエメラルドの個体値生成乱数が解析され、意図して理想値の個体を孵化できるようになりました。通称「エメループ」はあまりにも有名ですね。個体が理想値になるだけでも十分と言えばそうですが、更にもしこれらのポケモンが色違いで入手できたら・・・そんな夢を描いた人は少なくないはず。
 既に解析して下さった方々のブログに方法が載っていたので需要はないかも知れませんが一応手順を紹介しておきます。

  • 用意するもの・・・エメタイマー(ポケモンの館)、アーマーさんのツール「乱数計算」

(1)野生の色違いのポケモンを捕まえ、裏IDを特定する
エメラルドではDS版と違いポケトレがなく、IDをループで出す方法も見つかっていないので裏IDを特定するには自然発生した色違いポケモンを捕まえる必要があります。
(2)乱数計算ツールで色卵になるフレームを検索する
自分の欲しい性格・特性が色になるフレームをツールではじきだします。このとき差分は「差分-108or109=3n」になるものにします。理由として、差分はリセットからOPを流しタイトル画面まで放置して始めると108か109消費し、ボックスを開く度に3ずつ消費するのを利用するからです。
(3)まずはパッチールの孵化で試し、フレームのタイミングと差分を調整する
ぶっつけ本番でやると間違いなくズレが生じます。ズレを把握し調整する手段がないと永遠に目的のものが出て来ません。そのためにまずパッチールで孵化を行います。何故パッチールかと言うと、パッチールの模様は性格値によって決まっているので、生まれてきたパッチールの模様からフレームと差分のズレを確認することができるからです。目的のフレーム周辺のフレームの表もアーマーさんのツールで検出することができます。パッチールの模様から性格値確認はこちら→http://www.freewebs.com/gatorshark/Spinda%20Painter.htm
(4)育て屋に目的のポケモンを預ける爺前固定に成功した後、個体値のループをしなくてはならないので、先に預けるのと後に預けるのを間違えないように育て屋に親ポケモンを預けます(パッチールの時は爺前固定の際のずれ確認だけ行うため、この必要はなし)。卵ができやすいようできるだけ仲の良い二匹にしましょう。
(5)預けたところからちょうど254歩目でボックスの目の前に到着するよう歩数調整し、レポート
エメラルドでは卵ができる判定が255歩ごとに行われます。そのためゲーム開始後、ボックスで差分を消費する作業を行い、次の一歩で卵ができるようにしておくのです。ゴールドスプレーを使うと数えやすいです。
(6)リセットと同時にエメタイマースタート
(7)ゲームスタートと差分消費

OPを放置し、タイトル画面が完全に表示されるまで待ってからスタートしますが、この時点で差分は108か109自然に消費されています。ボックスを開く度に3ずつ消費されるのでこれを利用して足りない分を消費して待ちます。
(8)エメタイマーのタイムアップと同時に一歩動く
ポケモンを預けてから254歩のところでレポートしてあるので、一歩動くと卵ができる判定が行われます。色違いになるタイミングを正にこの瞬間に合わせるのです。卵ができなかった場合は(6)からやり直します。
(9)パッチールでずれ確認の場合→そのまま受け取り孵化 目的のポケモンの場合→爺の前でレポートして受け取り孵化して色違いになっているか確認パッチールの場合は生んでみて性格値からフレームと差分のズレを確認し、エメタイマーを調整した後(6)からやり直します。目的のポケモンの場合爺前固定をする関係でレポートをしてから受け取ります。孵化して色ではなかったら(4)からやり直しになります。
(10)色違い!
色違いになっていたらフレームと差分が完璧に合いました。性格と特性も一致しているはずで、成功です!まずはパッチールで成功させて、そのタイミングを確認した後目的のポケモンで全く同じことをすればいいわけです。爺前固定に成功したらあとはいつも通り希望の個体値になるフレームで卵を受け取れば完成となります。
まあ文章では簡単そうに書いていますが、これ実際にやってみるとかなりの茨道ですwただでさえエメループは合わせるのが難しいですからね。自分が初めてやった時はろくに寝ずにずっとやり続けて爺前固定成功まで丸二日半かかりました。こんなのやろうって思う人はそういないでしょうが、挑戦するという方は持ち合わせる精神力が0になることを覚悟でがんばってください!