第三章

〜不可解な行動と思考〜
その日からというもの、毎日電話とメールが大量に来るようになった。朝は「おはよう。今日も愛してるよ!」とか放課後には「何してるの?」とか、とにかくメールがどんどん来る。最初のうちは「ふざけんな」とか「うざい」とか「俺は嫌いだから」とか一言二言そっけなく返信をしていたのが悪かった。当然シカトをするようになったがそうすると
「ねえ・・何で返事くれないの?」「お願い助けて。返事がないと死んじゃうよ」
というようなメールがどんどんたまっていく。ひどいときはシャワーを浴びている間に5通くらいたまっていたり。夜中に電話が鳴って起こされることまであった。
学校では奴の取り巻きのbs二人組がうちの教室にやってきては「ねえ、メールぐらい返してあげてよ」とかしつこくほざいてくる。とてつもないストレス。
どうして俺がこんな目に・・・
ついに耐えられなくなり着信拒否とメール拒否設定をした、その夜。新宿で遊び終わって駅に向かうその途中、携帯でメールが送れなくなっていることに気づいた奴はPCのメールから送ってきた。
N「ねえ・・着信拒否するとか人間としておかしいんじゃないの?神経を疑うよ。もうそんな人には私ついていけないかもしれない・・・くぁwせdrftgyふじこlp(ry」
俺の人間性を否定する文章が、それも延々と書かれていた。その瞬間何かプツンと音がし、気が付いたら電話をかけていた。そこは夜の8時新宿駅東南口。
N「もしもし?」
俺「おい、さっきのメールなんだよ・・お前のせいで毎日迷惑してんのはどっちだと思ってんだよ・・・神経おかしいのはどっちだ?てめえだよ。俺についてこれないだと?俺はお前についてきてほしくなんかねーんだよ!!もう俺の前から消えろ!!!!」
とキレて叫び電話をブチッと切った。
次の日、休み時間にまた取り巻きの二人がこっちにやってくる。
(あーまたかようぜえ・・)
取り巻き「ねえYU君、聞いたよ!きのうNちゃんに電話してあげたんだって?なんかYU君から電話来たってすっごい喜んでたんだから!」
(゚〇゚;)!?!?!?!?
第四章へ続く。