第二章

第二章 〜策略〜
第一章の日から約三日後、メールでこんなことを言ってきた。
N「諦められないって言ったけど、やっぱりYU君に迷惑かけちゃいけないと思うから諦めることにします。でも友達ならいいよね・・・?」
おお、これで付きまとわれなくなるんだ!と俺は満面の笑みを浮かべた。その日はそれで終了したがまたその2,3日後にメールが届く。
N「これは友達としての相談なんだけど、実は元カレが最近しつこくデートに誘ってきてさ・・・」
も、元カレぇェぇぇええええ????な、何を言っているんだ。変なやつだとは思っていたが妄想壁まで??ありえない。見ればわかるが元カレの存在などは絶対にありえない。
N「で、私断りきれなくて今週の土曜日ディズニーランド行く約束しちゃったの。なんだか不安だからYU君も一緒に来てくれないかな」
俺「え、何でそこに俺が行かなきゃいけないの?二人で遊びなよ」
N「いやだってほら・・変なとこに連れ込まれたりしたら危ないじゃない・・・」
(゚〇゚;)!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
俺「危ないって何が??」
N「わかるでしょ?だから不安だからYU君についてきてほしいの」
罠だ。これは明らかな罠。ノコノコ出て行こうものなら「あ、彼今日突然来れなくなったみたい。」という展開が丸見え。もちろんきっぱり断ったがさらにメールは続く。
「実はヨリを戻そうかどうか悩んでるんだよね・・YU君どう思う?」
嫉妬作戦!?!?!?!?!?!?(゚O゚;
俺「いや俺はどうも思わないよ。二人で勝手に決めて」N「・・・そう?わかった。」
〜一週間後〜
体育の授業が終わり更衣室へ向かっていたところ奴は駆け寄ってきてこう言った。
「あのね、やっぱり元カレのことはきっぱりフッてきたよ。私やっぱり・・諦められない!!」
第三章へ続く。